大垣ビエンナーレ(〜9/28)に行ってきた。
会期中のシンポジウムシンポジウム「都市の神話の再構築」出席のためだが、翌日iamasで教鞭をとる入江経一さんによる市内中心部の散策ツアーも、シンポに負けず劣らず面白かった。
戦後繊維産業好景気の時代に建ったのだろうか、駅前の通り沿いには商店街が軒を連ねる。
よく見ると、この商店街は、いわゆる鉄筋コンクリート造のゲタ履きアパート(上部階が住宅)で、階段室や屋上塔屋は円筒形や幾何学形で、戦前ドイツのジードルンクを思い出させるつくり。屋上に上がるとここはベルリンか、と思わせるカッコよさ。とはいえ、空家も目立つのも寂しい。
聞けば、中心部から目と鼻の先に巨大スーパーが林立し、人の流れもそちらに向いているという。
だいぶ埋められたとはいえ、大垣城の堀が巡り、住居と商店が混在する駅前など、ヒューマンスケールな街の構造は捨てがたい。ウワサによれば、夜な夜なヌートリアなる珍種動物(オーストラリア原産)が堀から這い出て街を闊歩しているらしい。ヒューマンな神話がいくつも眠っているようだ。