◎ 暑中お見舞い申し上げます…テレビと読書で猛暑をやりすごすためのヒント
地球温暖化、異常気象、ガソリン代高騰、食の偽装や異物混入などと、このところネガティブなニュースばかりが続きますが、みなさまいかがおすごしでしょうか?
こんな世情とは関係なく、甲子園では高校野球が対戦を重ね、北京ではオリンピックの開会が間近に迫ってきました。夏休みとばかり、海外や海や山に見事脱出を終えた学生はともかく、仕事やサイフの中身のしがらみから逃れられない私たちは、朝夕植木に水をやり、せめてどこか涼しげな場所を探し出し、テレビと読書でエコな毎日で猛暑をやり過ごすしかありません。
◎ オリンピックでアフォーダンスを実感する
グッドタイミングでおすすめの書は『時速250kmのシャトルが見える トップアスリート16人の身体論』光文社新書。著者佐々木正人さんは「アフォーダンス」の第一人者で、いままでのスポーツインタビューものとはまったく異なった境地に、アスリート自身と読者を、同時に導いてくれます。その技の解明を、超人的な身体と精神のコントロールではなく、一流のアスリートのみがかいま見ることができる「環境」、彼らの身体の回りにに起こっている微細な空気、一瞬の出来事などに求めるのです。それも、まるでボクシングのジャブか卓球のラリーのように、対話者同士が歯切れよく打ち返しているラリー応酬の中に、ポンポンと言葉を当てはめていくように。たとえば飛び込みの寺内健さんとはこんな感じのラリーを…
佐々木 手先が水に触れる瞬間の感じはどうですか。
寺内 あんまりないです。僕は手を組んで重ねているんですけど、水に当たったらすぐに横にバッと開くんですよ。入った直後にぐっと掻き分ける。そこにできた窪みのところに身体を入れていく。
佐々木 そのまま真っ直ぐ入水できれば飛沫も少なくなる。
…動物やヒトは無意識のうちに「環境の意味」を読み利用することで行動し、生きているのだが、トップアスリートのみが知る境地となるとこうも、鋭い意味を突いていくことになるのだそうだ。やってみたい、見てみたい、そんな境地を。
テレビでのオリンピックも、ダラダラとではなく小気味よく、観戦ができそう。バドミントンのオグシオ、100mの高原らの一挙一動を観察するのが、今から愉しみです。
◎グーグルマップの新機能
8/5/2008からわが国都市圏で始まったグーグルマップの新機能「ストリートビュー」。札幌、仙台、東京、横浜、京都、大阪、神戸をはじめとする12都市の街路からの眺望、つまり建物のファサード写真を提供している。
http://www.google.co.jp/help/maps/streetview/
360度視野を眺めたり、通りを進んでいったりとリニアなビューが得られる仕掛け。「オンラインで街を歩こう」のキャッチコピーどおり、たしかに京都の街並を歩いたりするのは楽しい。通行人の顔やクルマ(ぼかしがはいっているが)などもリニアに写り込む精度は、たしかにプライバシー絡みに不安がないわけではないが、都市空間に関する新しいアーカイブを生む基盤としてポジティブに活用する方法を探していきたいと思うところ。みなさんは、どうお考えでしょうか?