◎企画趣旨
防災に関する取り組みの中で、重要なテーマの一つとして位置づけられている「非常時持ち出し品(袋)」。ありとあらゆる防災マニュアル、防災マップの類に記載され、各家庭での常備が謳われています。
しかし、その反面、「非常時持ち出し袋」の重要性を認識しつつも未だ準備していないという人は想像以上に多く、「認識」と「行動」に大きなギャップを抱えている課題であるといえます。こうした状況を招いている最大の理由として「非常時持ち出し袋」及び、その中に入れられている「防災グッズ」が日頃使用されない「非日常のモノ」的存在になっていることがあげられます。「非日常のモノ」として意識されているが故に、誰もが「日常」のなかで準備するのを怠り、「またいずれ・・・」という意識で置き去りにしてしまうのです。
そこで、本コンペティションでは、『日常化される防災グッズ』というテーマを掲げ、防災グッズの機能性やデザイン性を高め、普段から持ち歩きたくなるようなグッズにしたり、普段持ち歩いている使い慣れた日常品に防災時に役立つ機能を付加したり、様々なアイデアやデザインによって、上記の社会的な課題の改善に寄与できるような提案を募集します。優れたアイデアについては実用化へ向け、メーカーへの働きかけなども実行委員会のほうで行っていきますので、ぜひ奮ってご参加下さい。
◎審査員
貝島桃代 (建築家)
佐藤卓 (グラフィックデザイナー)
眞田岳彦 (衣服造形家)
ナガオカケンメイ (デザイナー)
室崎益輝 (関西学院大学災害復興制度研究所所長)