東京大学のレンガ塀沿い(本郷通り沿い)に100mほどの新しい建物ができた。安藤忠雄設計の「情報学環・福武ホール」。地下階に200名ほど収容のホールを持つという。地下といっても、大きく掘り込んだドライエリア(外部階段)があり、自然光も取り入れる。
世界の安藤なら塀際の細長い敷地を与えず、安田講堂の建替えをさせればいいじゃないか、と思うのは素人考えか。キャンパス側から見ると、100mにわたる打ち放しコンクリートの壁、大きく張り出した低い庇によって、堂々とした建築である。だが、落ち着いたキャンパス内の環境に対して、壁によって閉じた空間を確保する必要があったのかという疑問も多少残るのだが…。
赤門側コーナーの一角を占めるカフェは小さいがなかなか。サンドイッチやシャンパンもサービス。ここでトークのイベントなんかもあるらしい。青山ル・カフェ・ベルトレの出店らしい。
http://www.reims.co.jp/berthollet/index.html
件のコンクリート塀で隔てられたテラスは、うつむいた東大生(痩せたソクラテス:70年代)の往来から隔離し、おしゃれで落ち着いた環境を確保したかった、ということか(今の東大生はみんなおしゃれです)。
ちなみに明治時代の敷地周辺(赤門)は以下のような感じ、塀の外では車引きが一服する場所でしたね。国立国会図書館のデジタルアーカイブより:
http://www.ndl.go.jp/scenery/data/498/l.html