第11回TEPCOインターカレッジデザイン選手権

11/30/2007

テーマ:「非家族と暮らす住宅」

概要:今回のテーマを考えたとき、最初に浮かんだのは、alienと暮らす家だった。
現代社会において、家族と暮らすことを暗黙の前提としている住宅に対し、
絶対的な他者を受け入れる場をつくること。
ただし、映画の影響により「エイリアン」では怪物のイメージが強すぎるから、
もう少し間口を広げて、テーマは「非家族と暮らす住宅」とした。
古今東西の住まいを概観すると、きわめて多様なあり方が確認できる。
戦前の日本住宅のプランを見ると、女中室、老人室、書生室などの部屋名が散見される。
同様に家族の定義も決して一様ではない。
それゆえ、血縁ではなく、同じ火=炉を共有することを家族とみなす考え方もある。
集落や民家では、馬やウシも人間と同じ部屋で住むことがある。
岡崎京子のマンガでは、ワニと暮らすOLの物語があった。
しかし、同じ家に住んでしまえば、誰であれ、何であれ、「家族」となるならば、
非家族と暮らす住宅というテーマは論理的に矛盾してしまう。
したがって、ここでいう「家族」とは、ドゥルーズ+ガタリの議論にならい、
<パパーママー私>というオイディプスの三角形によって定義される形態をさす。
もちろん、現代では、<パパーママー私>が同じ屋根の下で暮らしながら、
非家族的に関係している状況もすでに発生しているかもしれない。
従来の建築の姿を決定的に変える契機として、
21世紀初頭という時代性をとらえた非家族のための住宅を構想してください。
それは美化された近過去を懐かしんで、家族の解体を嘆くのではなく、
むしろ他者との生活を積極的にうたう居住空間になると思われます。

五十嵐太郎

審査員
古谷 誠章(早稲田大学教授・建築家)
西沢 立衛(横浜国立大学大学院(Y-GSA)准教授・建築家)
乾 久美子(建築家)
成川 匡文(東京電力株式会社販売営業本部営業部部長)

(審査員・ナビゲーター)
五十嵐 太郎(東北大学大学院准教授)

賞金
最優秀賞  1点
 30万円
優秀賞 2点
各10万円
佳  作 7点 各5万円

データ
登録締切: 
11/16/2007
応募締切: 
11/30/2007
主催者: 
東京電力株式会社
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