全7回、多彩な講師が語る。
申込:ワタリウム美術館:03-3402-3001 FAX:03-3405-7714 official@watarium.co.jp
第1回…10/13 (土)『熊楠が歩いた熊野』九鬼家隆(熊野本宮大社宮司)
遠い神代の昔から続く「熊野信仰」。その歴史には、神と自然と人はその祖先を同じとするという日本人の心が流れている。熊野本宮大社宮司の九鬼家隆氏をお迎えし「熊野」と熊楠についてお話し頂きます。
(今井紀彰氏が撮影した「熊野」のスライドも上映します。)
第2回10/28(日)『熊楠の頭の中』茂木健一郎(脳科学者)X 池上高志(東京大学大学院総合文化研究科准教授)
「歩く百科事典(エンサイクロペディア)」「日本人の可能性の極限」と讃えられた超人・熊楠。脳科学の視点からみる南方熊楠という人物、「複雑系」モデルにつながる南方マンダラの世界認識についてお話しを頂く。
第3回11/3 (土)『もうひとつの熊野・熊楠と木の記憶』中上紀(作家)
南方熊楠によって伐採から救われた阿田和の大楠を軸に聖地熊野の記憶など、現在思うところを語りたいと思う。
『熊野で感じたことを音にする』雲龍(笛奏者)
2004年、紀伊山地の世界遺産登録記念式典にて細野晴臣with 大平洋モンゴロイドユニットとして出演し、熊野本宮大社旧社地(大斎原)石祠の前にて献笛した。「場」と共鳴し笛を吹く雲龍氏に、熊野で感じた音についてお話し頂く。
第4回11/17 (土)『粘菌と熊楠』 萩原博光(国立科学博物館植物研究部研究主幹)
1900年、熊楠は33才の時に帰国して隠花植物調査を開始した。熊楠が研究対象にした隠花植物とはどのような生き物かを、特に淡水藻、キノコ、粘菌にしぼり紹介します。
第5回11/24 (土)『キノコ図譜を読む』岩崎仁(国立科学博物館植物研究部研究主幹)+『キノコ切手に魅せられて』飯沢耕太郎(写真評論家)
『キノコ図譜を読む』…熊楠がキノコを研究していたことはよく知られているが、その内容についてはあまり知られていない。生前発表されることがなかったキノコの図譜が約3500 点遺されている。この彩色画を含む図譜をデジタルデータを使用して公開し、解説をいただきます。
『キノコ切手に魅せられて』…キノコ切手に取り憑かれてしまってからの至福の日々。その魅力とコレクションの愉しみについて、実例をあげながら語り尽くす。
第6回11/30 (金)『熊楠と粘菌の宇宙論』池澤夏樹(作家)
南方熊楠の粘菌研究は広く知られている。どこからこの関心が湧いたのか、生命とは何かを考える上で最も興味深い 境界領域にいるこの生物になぜ熊楠は注目したのか?理系と文系の一 線をやすやすと越えるだけでなく、すべての界面を越境する熊楠の生成 的な思考を、植物と動物の境界線を行き来するこの生物と重ねて考える。
第7回12/7 (金)『森の奥なる柔らかきもの』松岡正剛(編集工学研究所所長、ISIS編集学校校長)
熊楠の思索と研究を「森」とみなし、その森の一隅から発するミナカターマンダラの条光に、今日の我々が見失った「方法の夢」を見いだしたい。また、柳田・折口との相違に目を向けたい。
「熊楠の森を知る」会員参加費と特典:
入会金 3000円(「熊楠の森を知る」2006会員の方、ワタリウム美術館サポート会員は不要一般会員の方は半額)
参加費:9000円(シリーズ講演会7回+招待回1回)
○10月6日(土)オープニング・トークにご参加頂けます。
○「クマグスの森」展期間中は、展覧会に無料で入館できます。
□単回参加費:各2800円(ワタリウム美術館サポート会員1400円、一般会員の方は2240円)