04/2006に開催されたミラノサローネで、イタリア・ラパルマ社から発表された、篠崎隆デザインによるスツール兼サイドテーブルUENOを中心に展示する。
本年4月に開催されたミラノ国際家具見本市(ミラノサローネ)本会場において、イタリアの有力家具メーカー・ラパルマより、篠崎隆デザインによる新作家具UENOが発表されました。国内でも近日発売予定となっておりますが、これを機に皆様にご覧いただく場を設けさせていただきました。
UENOは二つの高さを持ち、重ねることも出来るスツール兼サイドテーブルです。
これは従来から美術教室などで使われているスツールの改訂版のようなものとして着想され、東京藝術大学美術学部建築科のためにはじめに製作されました。それはラフな使用法にも耐えられるプリミティヴな『道具』のようなものを目指し、ユーザー(学生たち)がこの道具とのつきあい方を各自で発見してくれることを期待してのデザインでした。
また、日本の家具メーカー・アダルによって量産用に改変され発売された『エス・ツール』は、2004年度のグッドデザイン賞を受賞しています。
そして今回はラパルマの高度な技術を駆使し、より広い市場に流通させるための、洗練された『家具』へのリ・デザインです。高さを変えながら使用する中で、ユーザーそれぞれが新たな状況や視点を発見するのをさりげなく促すことが、はじめからずっと持続しているデザイナーとしての願いです。
ミラノサローネではラパルマの新作の1アイテムとしての展示でしたが、今回はその発想から『道具』としてのかたち、そして『家具』としてのかたちへと変化していく過程をGOTANDAにてご覧いただければ幸いです。