京都のさまざまな地区を無造作に横断する帯状領域を設定し、その軸に沿って移動しながらさまざまな都市要素の分布容態を調べる。4回目となる今回は、京都の「脊髄(せきつい)」、平安京の中心軸朱雀大路を船岡山(玄武)から横大路朱雀(朱雀)に向けて一気に南下する。
「京都断面調査」とは、京都盆地を縦断/横断/斜断する帯状領域を調査対象地として設定し、その軸に沿って移動しながらさまざまな都市要素(地蔵堂、自販機、植栽、女子高生など、、、)の分布容態を調べます。
この調査では、京都の地区ごとのまとまりをあえて考慮せず、むしろ地区繋がりを無視したかのような帯状領域を設定することで、「京都」という「まとまり」に対していだいてしまいがちな、先入観・固定観念を一旦ぬぐいさり、その果てに現れる新たな京都風景を発見することが意図されています。帯状領域=都市断面から都市を診るということから「京都CTスキャン」という別称もあります。
4回目となる今回は、京都の「脊髄」に正面きって向き合います。すなわち、
古代平安京中心軸朱雀大路を、都設置の起点となった「玄武=船岡山」から、南の「朱雀=横大路朱雀」に向けて一気に南下します。その名も「古代枢軸行脚:玄武朱雀」です。
一見、ランダムに見える現代都市要素の様々な分布容態観察のはざまに現れる古代枢軸の風景。この行脚の中、現在と過去の時空渦巻くその果てに、四神獣(玄武、朱雀、青龍、白虎)の降臨を、感応することになるかもしれません。
そんな風景を皆さんと共有できたらと、願っております。
(京都CDL運営委員長 渡辺菊眞)