理想の洞窟

09/20/2003

アーティスト・曽根裕が秋吉台の洞窟に構想中の「White Cave」実現にむかって行うリサーチ、洞窟の中で光り輝くその空間/瞬間を求めて行うドローイングセッション。5日間の制作ワークショップの後、講師と参加者が描いたドローイングなどを展示し、公開レクチャーを行います。

プレスリリース、募集要項など: 

洞窟をスタジオに!

秋吉台ワークショップ

「理想の洞窟」

この秋、曽根裕が秋吉台周辺の洞窟に潜る! 「理想の洞窟」は、曽根が現在構想中の壮大なプロジェクト「White Cave」実現にむかって行う実際のリサーチ、真っ暗な洞窟のなかで光り輝くその空間/瞬間を求めて行うドローイングセッションです。具体的な、時間と空間をとおしてのみ語りあうことのできる芸術創造のプロセスを共有するワークショップです。5日間にわたる制作活動の後、講師と参加者によって描かれたドローイングなどを公開する展示と公開レクチャーを行います。

[日時]

ワークショップ 2003年9月15日(月)~9月20日(土)

[講師]

曽根 裕

美術家、ロス・アンジェルス在住、2003年ベネチア・ビエンナーレ日本代表アーティスト

●参加者募集

[募集人数] 6名程度(応募者多数の場合は選考いたします。)

[参加費用] 学生 ¥34,000 一般 ¥39,000

[締切り] 2003年8月1日(金) 必着

[詳細] http://www.artnet.or.jp

[問い合せ・申し込み]
秋吉台国際芸術村 
担当:原田、稲本
T:0837-63-0020
F:0837-63-0021
e:machiko@artnet.or.jp

●関連プログラム

制作作品公開展示 
2003年9月20日(土)~10月5日(日) 11:00~17:00

公開レクチャー 
2003年9月20日(土) 15:00 ~
曽根裕+黒沢伸(金沢21世紀美術館建設準備室学芸員)

無料

■プロジェクト

秋吉台国際芸術村の北西、日本一の規模を誇るカルスト台地秋吉台には、秋芳洞をはじめとする大小約450の洞窟が確認されている。これらの洞窟は、カルスト台地の石灰岩が酸を含んだ雨水に溶け出され、鍾乳石や石筍、石灰華などの生成物をともないながら、長い歳月をかけて成長し自然の力によって形成された、神秘的な空間である。

秋吉台ワークショップ「理想の洞窟」は、アンビルドの建築を想起させる、曽根裕の途方もない構想「White Cave」[i]の実現を目指し、洞窟内での実際のリサーチとなるドローイングセッションを中心に、コンセプトや構造についてのレクチャーやディスカッションを展開する。

それぞれにつながった数々のプロジェクトにおいて、様々なメディウム間を自在に往来しながら創作を行う曽根は「ドローイングは一種の地図のようなもの」[ii]であるという。「White Cave」の構想には、マケットとなる大理石の彫刻と1枚のペインティングが既に存在しているが、秋吉台周辺に実在する洞窟への潜入とそこでのドローイングセッションによって、純白の洞窟への道程はより具体的なものとなるだろう。

洞窟というスタジオのなかで、曽根とのドローイングセッションを行うアソシエイトが目指すのは、具体的な空間での具体的な時間の共有、未だ知り得ぬ風景や経験を分かちあい、そこから生まれてくるそれぞれのストーリー、それぞれの「理想の洞窟」を描くこと。つまり同じ経験をとおして初めて可能となる、より具体的なアートの対話を生み出すことである。

私たちの日常とはかけ離れた場所、地中に広がる真っ暗な空間のなかで、光り輝くその空間[iii]を求めて、「理想の洞窟」を描くアートの一大探検がはじまる。

[i]美術館の地下に、曽根が観光名所型スカルプチャーと呼ぶ、真っ白に光り輝く洞窟の彫刻をつくるプラン。常識的には実現不可能と思われる、少なく見積もっても70年はかかるであろう気の遠くなるような構想だ。

[ii]「ダブルリバー島への旅」豊田市美術館展覧会カタログp.138 ハンス=ウルリッヒ・オブリストによる曽根裕へのインタビューより。

[iii]曽根によれば、それはどこにでもある創作の瞬間/創造である

スポット
および秋吉台周辺の洞窟
データ
開催: 
09/15/200309/20/200309:0022:00
登録締切: 
08/01/2003
応募締切: 
08/01/2003
主催者: 
秋吉台国際芸術村
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