柳宗理によるテーブルウエア、ガラスウエア、キッチンツール、南部鉄器、ナイフ、陶磁器、カトラリー、鏡、家具、書籍、CD-ROMなど、復刻品も含めて約100点以上を展示販売する。
■柳宗理に会いませんか?/心のぬくもりに触れる
■2003年8月1日(金)-8月31日(日) 入場無料
■ギャラリー&ショップ コニーズアイ 1階和室 展示ルーム
午前11時- 午後7時 木曜定休(祝日は営業)
■内 容 頭だけで考えた設計図やCGの情報画像だけでは満足出来ない。常に自分の手で模型をつくり、ロクロを回して、人間が使う物だということを、しっかりと確かめながら制作に入る。簡単に使い捨てにならないもの、人間が生きている限り、その日常の中で共にいきてゆけるモノ、カタチ、機能を追求している。現代のデザインは、考える頭と、つくる手とがいつの間にか、どの領域を見てもことごとく分離してしまった。工場の中で誰によって、どんな行程でつくられているかということも知らないまま、デザイナーの頭だけで生まれた図形が量産されて街へ出てゆく。柳宗理は、自分が考案するものを撫でたり、触ったり、握って確かめ、眺めながら、モノを少しでも人間に近づけようとする。それが柳宗理のデザインなのだと思う。その方法は、小さなスプーンから、巨大な橋、高速道路に至るまで変わってはいない。これからも大量生産、大量破棄、超管理、過剰開発の渦の中で、設計者が自らの手で確かめることが難しい時代となるのであろうか。しかし、私たちの周りでは簡素で使いやすい、どこか人間的な心のぬくもりを感じるものがある。最近になって復刻した製品も含めて、テーブルウエア、ガラスウエア、キッチンツール、南部鉄器、ナイフ、陶磁器、カトラリー、鏡、家具、書籍、CD-ROMなど約100点以上展示販売します。
■柳 宗理 やなぎ・そうり/本名やなぎ・むねみち(1915.6.29 - )
工業デザイナー。東京・原宿生まれ。38年東京美術学校洋画科卒業。40年に社団法人日本輸出工芸連合会嘱託となり、ル・コルビュジェの協力者であるシャルロット・ペリアンの日本視察に同行し、各地の工芸指導所などを訪れる。42年、板倉準三建築研究所に入所。48年に松村硬質陶器シリーズを手がける。50年、柳インダストリアルデザイン研究所開設。東京通信工業(現在のソニー)の開発した日本初のテープレコーダーの開発に携わる。52年8月、第一回新日本工業デザインコンクール第一席で入選。この年、東京・駒場に財団法人柳工業デザイン研究所を設立する。54年には、傑作「バタフライ・スツール」(天童木工)が発売される。64年、東京オリンピック開催にあたり運搬用聖火コンテナーやトーチホルダーをデザイン。76年には日本民藝館館長に就任、現在に至る。80年イタリア・ミラノの近代美術館で「柳宗理展」。98年セゾン美術館で「柳宗理のデザイン-戦後デザインのパイオニア-」など世界各地での展覧会多数。82年紫授褒章受賞。2002年文化功労者に認定。主著に「デザイン・柳宗理の作品と考え」、「柳宗理・デザイン」など。