「新しい時代の図書館研究会」に行って来た

興福寺南大門の発掘現場

12/12/2009…早朝、大学で一仕事を終え、三宮に出てJR京都まで行き、「JRみやこ路快速」に乗り換え。車窓から紅葉を楽しみ奈良入り(阪神なんば線(三宮から奈良まで直通運転)というものがあることを後に知る)。会までしばらく時間があったので駅から興福寺に向かう。今年ブームとなった阿修羅像がらみ特別展はすでに会期を終了、国宝館(展示館)を見る時間もなし、伽藍をゆっくり見学と思ったら、中金堂を初め11世紀から何度も焼失、現在は基壇のみがあることを知り、愕然とする。シカがわが物顔で基壇を歩いているではないか…。そういえば、興福寺の建築のイメージってなかったものね。創建(および奈良遷都)1300年に合わせて再建を目指している。南大門は現在発掘調査中(左写真)。
阿修羅イベント:
http://www.asahi.com/ashura/
さて、4回目の研究会は奈良県立図書情報館で開催。全国から公共図書館や大学図書館の司書、出版社、コピーライターなど多彩な参加者を集めた。JR駅前からバスに乗ろうと思うが昼時は1時間に1本。やむなく20分ほどの距離を歩く。周囲は郊外の住宅地といったところか。アプローチから建物を見ると二階軒下に閲覧席が並んでいる。さりげないエントランスより中に入ると見通しのよいホワイエ、その奥にゆったりとした閲覧室が広がる。さすが「Library of the Year 2009 優秀賞」受賞、といいたいところだが、建築だけではなく多様な催し(演劇、落語、コンサートを開催)が特徴である。今年は60本以上の企画をこなしているという。今回は「図書館の使い方を考える」がテーマ、準備室時代からアイデアと企画を練って来た乾さんに、その目的や発想を伺った。ポイントは館自らが文化発信すること、ニーズを創出すること。氏によれば「図書情報館」という名称が図書館にとらわれない活動を表しているという。ゆったりとしたゾーンにある備え付けパソコンで画像編集ソフトを用いてポスターの作成出力や動画編集、写真撮影、アテレコなどもできるスタジオもある。ハードの特徴は閉架書庫をすべて自動書架としたこと。
研究会翌日には、卑弥呼邸かといわれているらしい「纒向遺跡」にまつわるシンポジウムがあり、ホワイエにもホールから溢れた客用の椅子がビッシリと並べられていた。市の図書館との棲み分けを明確化して、児童に向けたゾーンや配架はないが、市内外の利用者からすでに相当ヘヴィに使われているようである。図書館で居眠りなんかしていられない。
新しい時代の図書館研究会:
http://shintoshokanlab.kobe-du.ac.jp/node/34317

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参照ページ

奈良県立図書情報館

奈良県立図書情報館
別表記: 
Nara Prefectural Library & Information Center
デザイナー: 
日本設計
デザイナー: 
桝谷設計
年: 
2005年
状態: 
現存

興福寺

興福寺の中金堂基壇上を闊歩するシカ
状態: 
現存