ロシア・アヴァンギャルドからデザイナーズ・ウィークまで

組立建築でのプルーヴェ映像鑑賞会

10/30…埼玉県立美術館「ロシアの夢 1917-1937」に行く。ロトチェンコのエディトリアル・デザインによる雑誌、書籍に共感。建築は「第三インターナショナル記念塔」(タトリンのCG上映)、ヴフテマスの学生作品などアート視点から紹介。集合住宅やレオニドフの都市計画など、建築家による社会コミットあたりへの焦点はなかった。
10/31…(箱根)駅伝青春映画「風が強く吹いている」の初回上映を渋谷で観る。三浦しをん原作を読んだ時から映画になるな、と踏んでいたのでうれしい。来年の箱根駅伝への期待に独り盛り上がる。表参道に出て、新築された根津美術館(設計:隈研吾)「新・根津美術館展」へ。アプローチは大きな屋根平側から、深い軒下を通ってエントランスに導かれる。サントリー美術館ほかで定評ある、隈さんの展示環境でゆったりと美術館所蔵品を鑑賞、といきたいところだがものすごい客が壁をつくる。小野道風、藤原行成、紀貫之らの墨書を肩越しに覗き観てまあ満足。思いのほか起伏のある庭を散策。つづいて麹町へ岡部憲明さん設計によるベルギー大使館の内覧会へ。日テレ通りから入ったところ、白壁に囲まれた旧館を大使館、宿舎とオフィス、集合住宅の二棟とした。新たにつくられた広場からアプローチする大使館棟はオフィス、集合住宅と対照的に、曲面コーナーが飛び出る。マットな表面のライムストーン張り外壁が、ヨーロッパの都市街区のようなしっかりとした景観をつくる。内部も、ゆったりした天井高さと繊細なディテール、素材などが、いわゆるオフィスとは異なる落ち着いた居住空間を仕立てている。正式なオープン(ビザ発給など)は数カ月後とのこと。
11/1…有楽町朝日ホール「国際デザインシンポジウム 21世紀高度デザイン教育の展望ー美術大学が拓く新たなるデザイン教育へー」に出席。パネル、ジョン・サッカラは「グリーン・エコノミー」モノを生み出すことはCO2を産み出す、というジレンマについて、氏独特の統計や分析をふまえてプレゼ。深沢直人は大学卒業後の自らの経験に基づいた、デザインというジャンル持っている奥深さとそのたびに必要とされる戦略について、正直でわかりやすい報告。MBA的なデザインの高等教育へと焦点が結ばれるわけではなかったが必要性には共感。とっぷりと日が暮れた神宮外苑まで脚を伸ばし、デザイナーズウィークへ。降り始めた雨のせいで急ぎ足で観たせいか、作品出品は全体に小粒な印象。サッカラ氏のプレゼにあったようなパラダイムシフトを発見できず。
11/3…わがMacBookPro再起動せず。Appleサイトで埒があかず、予約がとれぬまま直接渋谷ストアに。ジーニアスバーでしばらく待つとキャンセルが出て即予約。パルコ、GAP、UNIQLOなど散策に時間を潰した後、ふたたびルストアに。起動ディスクの選択があさってなところになっていたらしい。あっさり復元。代々木上原東海大学における「組立建築」内でのジャン・プルーヴェほか上映会に参加後、麻布オーストリア大使館でIIID(International Institute for Information Design)のシンポジウムへ参加。

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  • 根津美術館
    根津美術館

本・商品

風が強く吹いている

cover of 風が強く吹いている
三浦しをん
2006年
発行・発売: 
新潮社
Asin: 
4104541044
体裁: 
単行本
価格: 
¥ 1,890

参照ページ

根津美術館

根津美術館
デザイナー: 
隈研吾
年: 
2009年
状態: 
現存